米Salesforceは1月27日(現地時間)、世界19カ国で働く2万3500人以上の人材を対象に2021年11月から12月に実施したブラインド調査における調査結果をまとめた「Salesforceグローバル・デジタルスキル・インデックス2022」を発表した。同調査は、未来の働き方に欠かせないデジタルスキルの準備状況をスコア化したものだ。

同調査によれば、回答者の約4分の3(73%)が、「現在、ビジネスで必要なデジタルスキルが備わっていない」と感じており、回答者の76%が「今後5年間で必要となるデジタルスキルに備えられていない」と回答したという。また、回答者の82%が将来的に新しいスキルを学ぶことを計画している一方で、デジタルスキルの学習やトレーニングプログラムに積極的に参加しているのは、回答者の28%に過ぎなかった。

世界で今後5年間にビジネスで必要とされる5つの主要なデジタルスキルとして「コラボレーションスキル」「デジタルなアドミニストレーション業務スキル」「暗号化&サイバーセキュリティスキル」「電子商取引スキル」「プロジェクト管理スキル」が挙げられた。

そのうえで、セールスフォース・ジャパンは、日本において最も重要なデジタルスキルとして以下の4つを挙げた。

  • 1.暗号化&サイバーセキュリティスキル
    不正アクセスからデータを保護するためのスキル
  • 2.コラボレーションスキル
    コミュニケーションを加速するツールを活用したスキル
  • 3.データサイエンス・データベース管理と分析スキル
    統計学、データモデリングなどを含めたデータ収集、データ処理、データベース管理と分析したスキル
  • 4.プロジェクト管理スキル
    管理ソフトウェアによる製品の主要なカスタマーサクセスの工数設定や指標を追跡管理するスキル