アルプス システム インテグレーション(ALSI)は1月27日、「Microsoft 365おまかせサービス『Swindy(スウィンディ)』」にゼロトラスト環境構築支援パックを追加したことを発表した。Microsoft 365を導入済の企業でライセンスやオプションを追加することなく、既存の機能を活用することでゼロトラスト環境を構築する。セキュリティ専門人材の少ない中堅・中小企業においてもゼロトラスト・セキュリティ対策が実現される。
ゼロトラストとは、社内外のネットワーク環境における従来の「境界」の概念を捨て去り、あらゆるものを信用せず、対策を行うというセキュリティの考え方でテレワークの急増に伴い注目を集めている。
同サービスは、SSO(シングルサインオン)や多要素認証によるパスワード統一やなりすましを防止する。Microsoft 365で管理しているID/パスワードを利用して、外部のクラウドサービスが利用可能。これにより管理者側は、認証を強化し不正ログインやなりすまし防止などのセキュリティ対策が実施できる。また従業員側は、各種クラウドサービスごとにID/パスワードを設定・入力する手間を省ける。
VPNを必要としないので、在宅勤務などのテレワークに適しており、あらかじめ会社が認めたデバイス・OSにおいて、許可されたWebページ・クラウドサービスのみを利用できるように設定することが可能。
また、従業員が使用しているクラウドアプリケーションを検出し、クラウドの使用状況やシャドーITを可視化することができるとのことだ。なお、同サービスの提供価格は105万円(税別)から。