全国の中学生が理科や数学などの知識や活用力を駆使して競う「第9回科学の甲子園ジュニア全国大会」が開かれ、筑波大学附属駒場中学校と東京都立小石川中等教育学校からなる東京都代表チームが優勝した。主催する科学技術振興機構(JST)が発表した。

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    優勝した東京都代表チーム

2020年12月に兵庫県姫路市で予定された前回第8回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受け中止。今回も同市での開催予定を変更し、昨年12月3日、各チームが各都道府県の会場に分かれ開催した。分散では実技競技での公平さの確保が難しいため、筆記競技のみとした。

予選である都道府県大会には各地の中学1、2年生計2万4070人が参加登録。選抜された6人ずつが代表チームを構成し、計282人が全国大会に臨んだ。生活や社会と関連し融合領域に配慮した課題を、修得済みの知識と新たな情報を統合して解決する内容で競った。例年の実技競技に代わり、総合成績には影響しない「体験実技」を1月上旬までに任意で実施した。

各会場で物理、化学、生物、地学、数学、情報の筆記競技に取り組んだ。各分野50点、計300点満点の総合により、優勝は東京都、2位は富山県(富山大学人間発達科学部附属中学校、砺波市立庄西中学校、富山市立水橋中学校、砺波市立般若中学校)、3位は京都府(府立洛北高等学校附属中学校)の各代表チームに決まった。17日に発表され、表彰式がオンラインで開催された。

共催する兵庫県の西上三鶴教育長は表彰式で「これからも探究心を発揮し、友達と協力してさまざまなことに挑戦を」と呼びかけた。来賓の末松信介文部科学相は「皆さんが好きなことを探究して創造性を発揮し将来、世界中で活躍されることを期待している」とあいさつした。

大会は高校生を対象とした「科学の甲子園」の中学生版。科学と生活のつながりに気付き、科学を学ぶことの意義や楽しさを実感できる場を提供しようと2013年に創設された。第10回は今年12月上旬、兵庫県姫路市で開催される。

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    2位の富山県代表チーム

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    3位の京都府代表チーム

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