日本ネットワーク技術者協会は1月14日、Pythonとネットワークの自動化基礎検定ベータ試験を2022年2月27日に実施することを発表した。同協会のPythonアドバイザーである寺田学氏が試験問題の出題範囲の策定と試験問題のレビューを行い、試験問題の作成を寺西祐樹氏を担当する。

近年はネットワーク自動化に対する需要の高まりに伴って、Pythonは中心的な技術の一つとして認識されるようになり、人材育成の必要性も高まっている。Python求人のうちネットワーク関連の求人が全体の4割を超えている調査結果もあるようだ。

そこで同協会では、ネットワークの自動化を学習するエンジニアに対して正しい知識と文法の理解度をチェックするための「Pythonとネットワークの自動化基礎検定」を2022年8月に本試験開始する予定だ。今回はベータ試験として実施する試験ではあるが、合格者は全員第一号として本認定となる。

試験の対象は、配属前から配属3年目程度のネットワークエンジニアで、そのうちネットワーク自動化の構築や運用を担当するスタッフだ。試験時間は60分間で、試験範囲のうち40問が出題される。7割程度の正答率で合格だ。

出題範囲となるのは、「Python基礎」「文字列/ファイル操作」「Pythonのデータ型」「subprocessでコマンド実行」「telnetlibの使い方」「ライブラリ利用方法」「Netmikoライブラリ」「NAPALMライブラリ」「openpyxlライブラリ」だ。