バカンは12月27日、観光DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環として福岡県太宰府市において太宰府天満宮で参道の「混雑」を可視化する取り組みを開始すると発表した。同所の混雑情報をリアルタイムに検知することで、安心安全と快適性を両立した観光地の実現を目指すという。
今回の取り組みでは、太宰府天満宮参道に定点カメラを設置しリアルタイムの混雑情報を24時間自動で検知する。AIなどでそれらの情報を解析し、混雑情報を可視化して配信する予定だ。混雑情報はインターネット上のWebページからスマートフォンやPCを通して誰でも閲覧可能であり、参拝者が事前に混雑状況を確認しやすい環境を整備することで混雑の抑制を目指すとのことだ。
また、得られた混雑データを用いて、混雑予測や人流解析といった新しい活用方法を含む観光DXの推進も同市と共に検討する。これにより、混雑状況の可視化を起点に地域住民や観光客が快適に過ごせる街づくりを進めるとしている。
混雑情報の可視化には、同社が提供しているリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を活用する。同プラットフォームは混雑情報をマップ上に表示する「VACAN Maps」機能を備えており、今回は専用ページとVACAN Mapsから参拝者は混雑情報を確認可能となる。