商業施設や展示施設用のディスプレイ事業を展開する丹青社は長崎県五島市の五島列島の魅力をMR(Mixed Reality:複合現実)技術を活用した3D空間で表現するアプリケーション「GOTO 3D MAP」を開発。12月25日と26日の両日、東京中央区の日本橋長崎館で開催される「五島市UIターン相談会~五島を感じる!XRで島暮らし体験~」内で実証実験の一環として一般公開する。

  • 「GOTO 3D MAP」利用イメージ(同社資料より)

    「GOTO 3D MAP」利用イメージ(同社資料より)

「GOTO 3D MAP」は、NTTドコモのウェアラブルヘッドセット「Magic Leap 1(マジックリープワン)」を活用、MR技術を使った3D空間で五島列島を上空から俯瞰して名所や文化、地形をアニメーションやイベントで楽しみながら学べるコンテンツとなっている。

「Magic Leap 1」公式サイト

「Magic Leap 1」(公式Webサイト)

同社は2018年、NTTドコモとの間でICT技術を活用した空間価値創出に向けた協業に合意しており、本年4月には5G時代に適応した展示空間のAR(Augmented Reality :拡張現実)ガイドアプリの実証実験を共同で行っている。今回、地域創生支援の取り組みの一環として地方の魅力をMRコンテンツで伝えるアプリケーションの実証実験として一般公開を行う。同社の担当者は今回の実証実験を活かし、地域や施設での導入に向けた提案や取り組みを実践していくとコメントしている。イベントは、東京都中央区日本橋2-1-3アーバンネット日本橋二丁目ビル1階の「日本橋 長崎館」で12月25日から26日にかけて開催される。