ロシュ・ダイアグノスティックスは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異を検出する研究用試薬「VirSNiPシリーズ」の新製品として、変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)に見られるins214EPE、S371L、S373P、E484A、T478Kの変異を検出できる新製品を発売したことを発表した。

VirSNiPは、リアルタイムPCR法により新型コロナの変異を検出する研究用試薬。日本では2021年2月よりウイルス変異を調べる試薬として発売を開始して以降、ラインアップの拡充を進め、さまざまな変異の検出に対応してきた。

新たに発売された試薬は、新たにオミクロン株に見られるins214EPE、S371L、S373P、E484Aの変異と、オミクロン株やデルタ株に見られるT478Kの変異を検出することを可能としたもの。

なお、測定時間は約70分で、対応機器はロシュの遺伝子解析装置「コバス z 480」、PCRプラットフォーム「ライトサイクラー 480 システム II」、同「ライトサイクラー 96 システム」としている。