Sansanは12月8日および9日、神田明神(東京都千代田区)にて「Sansan 名刺納め祭2021」を開催する。昨年から続くコロナ禍において、今年も新しい出会いやつながりが作りづらい1年だった。こうした環境の中で、新年を迎える準備を始める今のタイミングで翌年のより良い出会いとビジネスの成功を祈願できるよう、同イベントを催すとのことだ。
2015年から始まった同イベントは、間が1年空いたものの第2回目から神田明神で開催されており、今年で計6回目の開催を迎える。昨年は新型コロナウイルス感染症の流行を受けてオンラインでの開催となったが、今年は再び現地でのオフラインイベントとしての開催だ。なお、今年からは東京に加えて大阪天満宮でも実施する。
Sansanでブランドコミュニケーション部の副部長 PRマネジャーを務める小池亮介氏は「神田明神は商売繁盛の神様と縁結びの神様をどちらも奉っていらっしゃるので、このイベントの舞台に適していると思っている」とコメントした。
同社が2018年に実施した調査によると、オフィス掃除において捨てられないものの第1位が「もらった名刺」なのだという。
人との出会いの証である名刺はなかなか手放しにくいが、神社でお納めするのであれば気持ちよく手放すきっかけになるだろう。同イベントに参加したビジネスパーソンは、本年のビジネスの出会いに思いをはせながら仕事の出会いに感謝し、ご祈祷を受けていた。
対面でのコミュニケーションの機会が減った本年は、部署や肩書が変わったために使う機会がないまま古くなってしまった名刺もお納めできる。納められた名刺の枚数に応じて、同社は植樹活動も実施するとのことだ。
「ビジネスパーソン全体にとって、来年は柔軟に人との出会いが生まれる年になってほしい。そうした出会いの中から新たなビジネスやイノベーションが作られる年になれば」(小池氏)