BEENOSは12月7日、同社グループのBeeCruiseが提供する「Buyee Connect(バイイーコネクト)」がサービス開始から1周年を迎えたとして、日本企業が海外進出する際に有効と考えられるサービスの利用状況などを公開した。
「Buyee Connect」は、自社ECサイトにタグを設置するだけで海外専用カートを開設可能なサービスだ。海外からでもシームレスに物品を購入可能となるうえ、問い合わせ対応から配送まで一貫してBuyeeが対応する。出品企業は国内への発送とほぼ変わらない業務フローで海外への販路拡大が可能だ。
同サービスの提供開始以来、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるインバウンド需要の消失を受けて、海外へ販路を拡大する企業への導入が進んでいるという。この傾向は現在まで継続しており、オンライン化やでのグローバル化の伸長に伴って越境ECにおける流通も拡大している。
同サービスを利用する人の内訳を見てみると、男性の方が多い傾向にあるようだ。利用者の年代は20代が63%と過半数を占め、次いで30代が21%、10代が7%である。サービスの年間の平均利用回数は2回だが、最多で220回ほど利用したユーザーもいるいう。利用端末の割合はパソコンが59%、スマートフォンが41%であり、ややパソコンの方が多い。
購入国/エリアごとに見てみると、1位のアメリカと2位の台湾エリアに次いで、香港エリア、韓国、カナダと、北米やアジア圏が目立つ。購入額トップ5の店舗カテゴリーより、海外で購入されている人気ジャンルは1位から3位がエンタメ、4位、5位がファッションであることが明らかとなった。キャラクターグッズやカルチャーに関わる商品の人気がうかがえる。
日本のアニメや音楽などがリアルタイムに多言語で世界同時配信されるようになった現代では、エンタメ商品の人気がさらに高まっているのだという。また、ファッションは明確なブランドコンセプトを打ち出している、ストリートブランドやデザイナーズブランドの海外需要が特に高いとのことだ。