図研エルミックは11月10日、同社が提供する製造現場にて監視カメラや高速カメラで録画した映像と、製造機器、設備などのFAシステムの情報を連携させるFA/映像連携プラットフォーム「FA Finder」とビジネスエンジニアリング(B-EN-G)が開発および提供する、製造設備の稼働・製造モニタリングシステム「mcframe SIGNAL CHAIN」との連携が可能となったことを発表した。

mcframe SIGNAL CHAINが収集した設備稼働情報と映像情報を紐づけ、mcframe SIGNAL CHAINの操作画面上から即座に保存した映像を再生することが可能となるため、異常発生前後の状態や原因を稼働情報のみならず映像情報からも特定、分析する事が可能になるとしている。

  • FA Finder x SIGNAL CHAIN連携イメージ

    FA Finder x SIGNAL CHAIN連携イメージ(提供:図研エルミック)

mcframe SIGNAL CHAINは、製造現場の設備稼働情報、センサーデータ、ヒトの作業情報など、属性や項目数が違うデータを同じ時間軸・同一画面上で可視化することが可能で、そこに映像情報を加えることで、同期再生し“その時”の状況をデータと映像の両面からの異常時の正確な要因分析を可能にし、工程の改善や予兆検知につなげることができるという。

なお、2021年11月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催される「生産システム見える化展」内のB-EN-GブースにてFA Finderとmcframe SIGNAL CHAINの連携デモを展示予定とのことだ。