IAR Systemsの日本法人であるIARシステムズは11月5日、LinuxとWindowsに対応した「IAR Build Tools for Arm」を発表した。

同ツールは、アプリケーションの自動ビルドおよびテストプロセスのクロスプラットフォームベースのフレームワークでの実装に対応しており、クリティカルなソフトウェアのビルドおよびテストを大規模にデプロイすることが可能だという。

また、CMakeやNinjaのような異なるビルドシステムにも容易に統合することができ、コマンドラインビルドの「ユーティリティIAR Build」はビルドの効率化を図ることが可能で、JenkinsやBambooなどの継続的インテグレーションツールとの統合も容易になるとしている。さらに、静的解析ツールC-STATを使うことで、開発者は開発からテストの段階にわたりコードディングの品質の確保が可能とのことだ。

同社は「CI/CD環境を使用するユーザー顧客が増え続ける昨今、そうした顧客が選択したさまざまなプラットフォームでIAR Build Tools for Armが使えるようになったことで、より多くの顧客が我々のツールを自動ビルドワークフローに統合できるようになる」と同製品のメリットについて説明している。