日販テクシードは2日、テレワークとオフィス勤務を融合するハイブリッドワークを導入しようとする企業向けに座席予約・コミュニケーション誘発ツール「Booker Office(仮称)」を開発したことを発表した。今冬リリースに向けて期間限定で実物デモやオンラインデモを行っている。

  • 座席予約・コミュニケーション誘発ツール「Booker Office(仮称)」概要(同社資料より)

    座席予約・コミュニケーション誘発ツール「Booker Office(仮称)」概要(同社資料より)

テレワーク下で課題となったコミュニケーション不足。補完できるよう開発されたツールは、時間や場所にとらわれないABW(Activity Based Working)オフィスにおける座席予約に加え、QRコード/NFCタグによる社員のプロフィール表示とチェックイン/アウト機能を搭載。座席と連動するプロフィール機能でリアルコミュニケーションを誘える。今年の8月にオフィス面積や座席数を約3割削減した同社は、リアルコミュニケーションのなどの課題を抽出し、開発に取り組んでいるが、自社導入の結果では、9割の社員が同僚を知るきっかけとなったと答えている(アンケート224人)。同社は、テレワークやキャリア採用の増加で顔を知らない社員が増加するなか、安心感の醸成やコミュニケーションの誘発に寄与していることを社員の声として紹介。今冬リリースを目標に、機能拡充を目指している。