NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月28日、KDDI、楽天モバイル、ソフトバンクらと共に、北海道と秋田県を結ぶ大容量光海底ケーブルを建設することに合意したとして、共同建設協定を締結したことを報告した。
海底ケーブルは総延長770キロメートルとなる見込みで、2023年末の完成を予定している、波長が異なる複数の光信号を1本の光ファイバーに同時に乗せることにより、ケーブルの大容量化を実現する「光波長多重伝送方式」を採用することで、160テラビット毎秒以上の設計容量を可能にする。
海底ケーブルは北海道小樽市から秋田県秋田市をつなぐ予定だという。NTT Comは今回の海底ケーブルの設置により、既に保有しているルートと合わせて北海道 - 本州間で3ルートによる冗長構成を取れるようになるとのことだ。これにより、同社は災害発生時などにも安定したネットワークサービスの提供につながるとしている。