セイコーソリューションズは10月15日、Merry Gateホールディングスと共同開発した金融機関向け電子契約サービス「融資クラウドプラットフォーム」が、トマト銀行に導入されたことを発表した。

同サービスは、同行の住宅ローンと事業性融資の印鑑レス、ペーパーレス化をサポートするサービスとして導入され、10月18日から利用を開始する。

同サービスは、セイコーソリューションズが提供している「かんたん電子契約サービス」をベースにしており、金融機関の個人・法人向け融資手続きを受付から契約まで電子化・自動化するサービスだ。

融資関連業務の電子化を共通サービスとして標準化しているため、低コスト・短期間での導入・運用が可能だ。Web申し込み、電子契約サービス(金消契約、保証委託契約)、顧客用マイページなどがワンシステム化しているので、関連業務の拡張が容易に行える。また、個人向け融資契約、事業性融資契約だけでなく、契約の種類を問わず利用できる。

  • 融資クラウドプラットフォームを使用した業務の流れ

サービスの導入によりに、トマト銀行では、標準化されたサービス機能を用いて住宅ローン契約と事業性融資(証書貸付)の電子的な締結を行うサービスを短期間で立ち上げ、事務作業削減、業務効率化、ペーパーレス化を図ることができた。

セイコーソリューションズは、同サービスを含めた電子契約をはじめ、流通する電子データの信頼性を保証するサービス全般を「セイコートラストサービス」として展開している。