VirtualBoxユーザーはしばらくWindows 11を利用することができないかもしれない。Microsoftは、Windows 11の一般公開へ向けてハードウェア要件のチェックを強化している。これまで仮想環境で利用できていたWindows 11開発版が利用できなくなっているのだ。Microsoftは仮想環境においてもPCと同じハードウェア要件を求めるようになった。このため、これまで仮想環境で動作していたWindows 11開発版がアップデートできなくなったというわけだ。

Intelプロセッサで動作するParallelsやVMwareの仮想化アプリケーションはすでにWindows 11を実行するために必要になるハードウェア要件をクリアしており、Windows 11開発版を使い続けることができている。しかし、Oracle VirtualBoxはこの要件を満たしておらず、Windows 11開発版の利用継続が困難な状況になっている。

しかし、Oracleはこの問題解決へ向けた取り組みを進めているようだ。TechRadar Proに掲載された記事「Don’t worry, Oracle VirtualBox VMs actually will run Windows 11 | TechRadar」が、OracleのスポークスマンがVirtualBox 7においてWindows 11をサポートするための開発に取り組んでいる旨を説明したと伝えている。

VirtualBox 7におけるWindows 11サポートがいつ実現するかは今のところ不透明。VirtualBoxでWindows 11が利用できるようになるまで、しばらく待つ必要がありそうだ。