NRIセキュアテクノロジーズ(以下略、NRIセキュア)は、特権IDの管理ソリューション「SecureCube Access Check(セキュアキューブアクセスチェック)」の最新バージョン5.4.1を9月17日から販売する。

  • 「SecureCube Access Check」でのパスワード設定(同社資料より)

    「SecureCube Access Check」でのパスワード設定(同社資料より)

最新バージョンの5.4.1では、クラウドサービス向けに「特権パスワード管理機能」が強化された。同機能は、特権IDに紐づくパスワードの一元管理や定期的に自動でパスワード変更できる機能を提供する。従来は標準サポートされたクラウドサービス以外での利用には独自のスクリプトを作成する手間が必要だったが、今回の機能強化により認証情報を管理画面上で登録、暗号化することで機能を利用できるようになる。また、クラウドサービスごとにパスワードに使用可能な半角記号を設定できるなど利便性が向上している。加えて、「Microsoft Azure」が標準でサポートされるようになり「特権パスワード払出機能」と併用することで承認者が利用者に許可した場合のみMicrosoft Azureの管理者アカウントを利用できる運用法が可能になった。

「SecureCube Access Check」(公式Webサイト)

「SecureCube Access Check」(公式Webサイト)

また、電子ファイルの持ち出し、持込みを厳しく管理しファイルの改ざんや流出を防止する「CIFS(Common Internet File System)中継機能」を強化するツールを新規に開発。ID・パスワードの手動入力が不要になった他、Windows環境下での共有フォルダへの接続が一括設定できる。動作環境も拡張され「Red Hat Enterprise Linux 7.9」、「Red Hat Enterprise Linux 8.3」、「Windows 10 Version 20H2」などのOSでの利用が可能となっている。