リスクモンスターは8月27日、第10回「金持ち企業ランキング」調査結果を発表した。今回より日本会計基準の企業に加え、新たに国際財務報告基準の企業を集計対象に追加したため、ランキングに変動が見られたという。

決算書の記載に基づき算出したNetCashを比較した「金持ち企業ランキング」の第1位は「任天堂」(NetCash1兆1,852億円)となった。これに、「信越化学工業」(同8,391億円)、「ファーストリテイリング」(同6,235億円)が続いている。

上位20社は、電気機械器具製造業が4社(三菱電機、パナソニック、小糸製作所、村田製作所)ランクインしたほか、輸送用機械器具製造業が3社(SUBARU、シマノ、スズキ)、その他の製造業が7社(任天堂、SMC、ファナック、キーエンス、日東電工、京セラ、塩野義製薬)と、上位20社のうち製造業が14社ランクインし、製造業のCash保有度合いの高さが目立った。

前回との比較においては、「スズキ」(前回47位→19位)と「村田製作所」(前回ランク外→20位)が大幅にランクアップした。両社は、好調な業績を背景に営業キャッシュフローを確保することで現預金を蓄積し、NetCashを増加させている。

  • 「金持ち企業ランキング」ベスト100 資料:リスクモンスター