米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は8月18日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome|CISA」において、Google Chromeに脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされている。

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop

    Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop

脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Google Chrome 92.0.4515.159 for Windowsよりも前のバージョン
  • Google Chrome 92.0.4515.159 for Macよりも前のバージョン
  • Google Chrome 92.0.4515.159 for Linuxよりも前のバージョン

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Google Chrome 92.0.4515.159 for Windows
  • Google Chrome 92.0.4515.159 for Mac
  • Google Chrome 92.0.4515.159 for Linux

脆弱性のいくつかは深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。