ワークスモバイルジャパンは5月10日、同社の「LINE WORKS」を基にAGENが開発した、地域医療と介護事業者のマッチングプラットフォーム「FiNE-LINK PLUS」が、これまでの提供エリア(兵庫県神戸市内)を拡大し、同日よりサービスの全国展開を開始することを発表した。全国展開に伴い、同プラットフォームの販売代理店の募集を開始する。

  • FiNE-LINK PLUS事務局へ「LINE WORKS」で連絡するだけで介護事業者をマッチング

    FiNE-LINK PLUS事務局へ「LINE WORKS」で連絡するだけで介護事業者をマッチング

FiNE-LINK PLUSは、地域の医療機関や福祉施設、介護事業者などさまざまな福祉サービスをチャット形式で連携できるサービス。コミュニケーション手段として「LINE WORKS」を利用しているため誰でも簡単に利用でき、福祉サービスのスピードマッチングや緊急時のネットワーク活用において効率的な連携を実現するとしている。

病院の地域連携室や地域包括支援センター、居宅介護事業所などの担当者が在宅サービスや施設サービス事業所を探す際に、希望する地域や該当サービスを受付チャットBOTに伝えることで、FiNE-LINK PLUS事務局から希望要件を各事業所に配信。一斉に情報配信することで、効率的なマッチングが可能だという。

  • 地域医療連携・介護の連携強化によるサービスマッチングの業務効率化

    地域医療連携・介護の連携強化によるサービスマッチングの業務効率化

自治体単位のネットワークで構築され、通常時は事業所間を結ぶ地域ネットワークとして活用。災害や疫病等が発生した緊急時においては、そのネットワークを利用し状況に合わせたスムーズなやり取りが可能だということだ。

兵庫県加古郡では60%、明石市介護事業所では80%以上、神戸市介護事業所では60%の地域シェアを獲得し、サービス開始1年で1,300以上が登録。施設・在宅サービス探しに1名あたり平均30分~1時間かかっていた作業時間が約5分に短縮し、大幅な業務効率化が実現しているということだ。