United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は4月13日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome |CISA」において、Google Chromeに脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome 89.0.4389.128 for Windowsよりも前のバージョン
- Google Chrome 89.0.4389.128 for Macよりも前のバージョン
- Google Chrome 89.0.4389.128 for Linuxよりも前のバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Google Chrome 89.0.4389.128 for Windows
- Google Chrome 89.0.4389.128 for Mac
- Google Chrome 89.0.4389.128 for Linux
脆弱性は深刻度が重要(High)に分類されている。アップデートを適用すると、修正されたバージョンよりもさらに新しいバージョンへ変更されることが確認できる。Google Chromeはメニューから「Google Chrome について」を選択することでバージョンを確認することができる。アップデート可能なバージョンが存在する場合はその旨が表示されるので、指示に従ってGoogle Chromeを再起動することでバージョンアップが適用される。