富士通は3月31日、総額100億円のコーポレートベンチャーキャピタルファンドである「合同会社富士通ベンチャーズファンド」を4月1日に組成し、CVCファンド運用子会社「富士通ベンチャーズ株式会社」による運用を開始すると発表した。

同社は2006年に1号CVCファンドを設立して以来、国内外の有望なスタートアップへの投資を実行し、一定の成果を挙げてきたという。2020年には「Strategic Growth & Investment室」を新設し、スタートアップ投資を含むグループ全体の非連続的成長(Inorganic Growth)活動を主導してきた。

今回、経営方針における重要施策である成長投資の一環として、新CVCファンドの組成により、「Strategic Growth & Investment室」のスタートアップ投資機能をさらに強化し、より柔軟かつ迅速な投資活動の実現を目指すとしている。

富士通ベンチャーズファンドの運用期間は10年間で、同社と協業する国内外のスタートアップを投資対象とする。