インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月29日、千葉県白井市の同社白井データセンターキャンパス(白井DCC)におけるオペレーションサービスメニューとして、サーバラックのリアルタイム映像または画像を提供する「IIJデータセンターカメラ中継オプション」を提供開始した。価格は個別見積。

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新サービスの特徴として同社は、ユーザー企業のラック現況や物品の可視化(リモートアイズ)および、IT資産の維持管理にかかる業務の効率化の2点を挙げる。

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リモートアイズでは、ユーザーはラック内部の様子を映像や画像を通してリモートで確認でき、リアルタイムで現場の様子を見ながらデータセンターにいるオペレータに作業指示ができる(リモートハンズオペレーション)という。また、宅配物の確認や、資産の棚卸、物品検収などの代行作業も可能。

オペレーションの代行例としては、機器の設置・撤去・交換、ケーブル配線、ラベル取り付け、機器設定・試験、キャリア回線敷設作業の立ち会い、部材確認、資産確認、機器廃棄などを挙げている。

IT資産の維持管理業務の効率化に関しては、現地への移動回数や時間を削減し、維持管理業務における負担の軽減により、本来のコア業務にリソースを集中できる。また、大規模なIT基盤環境を運用するITサービス事業者にとっては、映像や画像データを他別拠点の維持管理部門やメーカー保守員と共有することで、作業連携も容易になるとのことだ。