広島テレビ、NTTドコモ 中国支社、エネルギア・コミュニケーションズ、ビーライズ、広島ドラゴンフライズ、富士通、モルテンは3月23日、遠隔地におけるスポーツ指導格差の解消を目的として、5G回線による映像伝送技術、VRによるスポーツ指導コンテンツ、ストリーミング配信技術を活用した「遠隔バスケットボール教室」を広島テレビホール(広島県広島市東区)とドコモ中国支社(広島県広島市中区)間で実施したと発表した。

「遠隔バスケットボール教室」は、都市部から離れた場所で運営されるバスケットボール教室の指導に対し、2020年度からB1(1部)に昇格した広島ドラゴンフライズのスクールコーチなどが遠隔地からさまざまな技術を活用して指導支援を行うもの。

広島県内におけるバスケットボール教室のほとんどが、広島市や廿日市市などの都市部に集中しており、山間部や島しょ部での受講が難しい状況があるという。

5GとdOIC(ドコモオープンイノベーションクラウド)を活用したMEC(モバイルエッジコンピューティング)技術を活用した低遅延映像・音声伝送技術、VRを活用したプロ選手の目線による指導コンテンツ視聴、教室実施の様子をストリーミング配信することで、家族や親族が指導を受ける様子を見学するだけでなく、受講者が帰宅後や後日に復習として自身の動きや指導内容をアーカイブで閲覧することができる環境を提供する。

  • 「遠隔バスケットボール教室」システムの概要

  • 「遠隔バスケットボール教室」実証の様子