日立システムズは2月18日、特殊な暗号化処理技術により高精細な映像をセキュアに伝送し、保管・検索・閲覧できる「セキュア映像通信サービス」を、同日から提供開始することを発表した。

  • セキュア映像通信サービスのイメージ図

    セキュア映像通信サービスのイメージ図

このサービスは、特殊な暗号化処理を行うためのプログラムを搭載した監視カメラなどのエッジデバイスと、撮影した映像を暗号化して5Gやローカル5G、Wi-Fi6、sXGPなどのネットワークを通じてリアルタイムに伝送するシステム、そして暗号化した映像の復号と保管・検索・閲覧が可能な映像管理システムなどをセットで提供するもの。

米国企業の特殊な暗号化処理技術をベースに日立システムズ独自のプログラムをカメラに搭載することで、高精細な映像でも暗号化 処理の遅延が少ない映像通信が可能。

そのためプライバシー保護が重要な場所での映像 通信・管理においても、専用回線や閉域網などを利用せず、公衆網とクラウド、特殊な暗号化処理技術により、低コストかつセキュアな映像の伝送を実現できるとしている。

また、映像の復号から保管・検索・閲覧が可能な映像管理システムや必要となる高精細カメラの調達などをワンストップで提供することで、運用面も含めて顧客ニーズに合った映像管理システムの導入を支援するということだ。