オリンパスは1月27日、AI搭載の内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN」として、新たに薬事承認を取得した大腸の浸潤がん診断用AI技術「EndoBRAIN-Plus」ならびに潰瘍性大腸炎評価用AI技術「EndoBRAIN-UC」を2月5日より発売することを発表した。

2製品ともに、昭和大学横浜市北部病院、名古屋大学、サイバネットシステムの3者により開発されたもので、大腸の超拡大内視鏡画像をAIで解析し、検査中にリアルタイムで内視鏡治療が可能かどうかの判断支援を可能とする点が特徴となっている。すでに販売されている大腸内視鏡検査中に病変が映っているかを解析することで、医師による病変の検出を補助する内視鏡画像診断支援プログラムア「EndoBRAIN-EYE」や腫瘍・非腫瘍の可能性を数値で示すことで、医師によるポリープの判別を補助する内視鏡画像診断支援ソフトウェア「EndoBRAIN」と組み合わせることで、大腸内視鏡検査において医療従事者の負担軽減を図ることができるようになるとオリンパスでは説明している。

  • EndoBRAIN
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  • EndoBRAINシリーズの製品構成と各製品の位置づけ、ならびに組み合わせ可能な製品と販売ターゲット (資料提供:オリンパス)

また、EndoBRAIN-Plusのがんに対する感度、ならびにEndoBRAIN-UCの精度についてはいずれも90%以上としている。

いずれも価格は150万円としており、導入後3年間で約150代の販売を目指すとするほか、シリーズ全体で1000施設への導入を目指すとしている。