Cloudflare(クラウドフレア)は1月26日、世界中のワクチン提供機関の待ち時間表示を利用し、無償・安全・公平なデジタル拡散を実現する「Project Fair Shot」発表した。

Project Fair Shotにより、新型コロナウイルスのワクチン提供を推進する政府機関、地方自治体、病院、薬局などが、それぞれの登録サイトにデジタル待合室「Cloudflare Waiting Room」を提供できるという。

これにより、接種希望者が自分の順番の透明性を自宅で確認できるようにな、Project Fair Shotに同社のインフラストラクチャを利用することで、ユーザーは限られたITリソースをコード変更に割かずに、需要に左右されない拡張を可能としている。

CloudflareのWaiting Roomは、 エンジニアリングやコーディングの必要なく、登録サイトに設置することができ、ワクチン接種の申し込みを行った人には待ち列に加わったことを知らせる通知が送信される。

順番が近づいてくると、ワクチン提供機関の登録ページに誘導され、Waiting Roomはワクチン提供機関による詳細設定が可能となっており、登録者に待ち時間を知らせることができるほか、今後は順番が近づいてきたことを知らせる通知を送信できるようになるという。

ワクチン提供機関がProject Fair Shotで、これらの機能を無償で利用できると同時にコンサートチケット、スニーカーの新モデル、ワクチンなど、高需要のリソースを抱える組織はCloudflare Waiting Roomで希望者に順番待ちをしてもらい、公平に配分を行うことを可能としている。