島根大学医学部の浦野健教授と長崎大学熱帯医学研究所の森田公一教授は共同研究により、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する新しい抗体14種類の開発に成功したと発表した。

新たに開発した抗体のうち、5種類にSARS-CoV-2のヒト細胞への感染を阻害する能力(中和活性)を持つことを確認したとしている。

両大学は1月22日には特許の出願を行っており、今後、開発した抗体を基に、治療用抗体医薬・抗原検査キット・マスクなどの開発が期待できるとしている。

今後は、新型コロナウイルスの変異株への効用なども研究していく方針を示している。