パスワードはセキュリティ対策として依然として重要な地位を占めている。推測されにくい、強固なパスワードをサービスごとに一意に使うことが望まれている。しかし、実際には多くのユーザーが同じパスワードを複数のアカウントで使い回し、結果として不正アクセスを許す事態に陥っている。

サービスごとに強いユニークなパスワードを使うには、それらパスワードを適切に管理する必要がある。そうした作業を支援するのがパスワード管理アプリだ。さまざまなパスワード管理アプリが存在しているが、PCやMacからiPhone、Androidまで幅広く使用することができ、かつ、長年にわたって人気の高いアプリは厳選されてきている。

BetaNewsは12月17日(米国時間)、「The best password managers 2021」において、人気のあるパスワード管理アプリを5つ紹介した。パスワード管理アプリを知る上で役に立つ。

紹介されているパスワード管理アプリは次のとおり。

  • Keeper - パスワード管理アプリとして最高の選択肢のひとつ。個人利用、学生、家族での利用、ビジネスユースなどさまざまなプランを選択可能。
  • 1Password - オールインワンパッケージを探しているなら強力な候補のひとつ。パスワードの生成や管理のみならず、さまざまな個人情報を保存することが可能。
  • LastPass - 使いやすさと保護に重点を置いたアプリ。パスワードアクセスに関して2要素認証も提供されている。
  • Dashlane - ユーザーに適切な制御方法を提供しているアプリ。パスワード変更、デバイス間での情報共有、問題発生時に緊急連絡先へアクセスなどが可能。
  • Bitwarden - セキュリティに懸念があるユーザーにとって理想的な選択肢。オープンソースとしてコードが公開されているほか、独立した第三者機関にセキュリティプロトコルの検証も実施させている。

サービスごとに違うパスワードを利用している場合、すべてのパスワードを記憶しておくことは難しい。このため多くのユーザーが自分の覚えやすいパスワードを異なるサービスで使い回している。しかし、どこかのサービスでパスワードが漏洩すると、そうしたパスワードを使って他のサービスへ不正侵入が行われることになる。既にこの手法で多くのユーザーが不正アクセスの被害に遭っており、注意が必要だ。