Q-Successは11月10日(米国時間)、「The LiteSpeed web server is now used by 7.5% of the websites, up from 4.9% one year ago. It is now the 4th most use web server, ahead of Microsoft-IIS.」において、LiteSpeedのシェアがMicrosoft IISを抜いて第4位になったと伝えた。LiteSpeedの1年前のシェアは4.9%。この1年間で増加傾向を続けていた。一方、Microsoft IISはこの1年間で下落傾向を続けており、今回のシェア逆転につながった。

  • LiteSpeedシェア推移 2019年11月〜2020年11月 - 資料: Q-Success提供

    LiteSpeedシェア推移 2019年11月〜2020年11月 資料: Q-Success

Q-Successの報告によれば、2020年11月12日(米国時間)時点でのWebサーバのシェアはApacheが35.8%で1位、これに32.5%のNginxが2位、3位が16.5%のCloudflare Server、そして4位が7.5%のLiteSpeedとなっている。LiteSpeedのシェアはApacheやNginx系と比べるとまだ小さいが、それでも単体で4位につけた点は注目される。

  • Webサーバシェア推移 2019年11月〜2020年11月 - 資料: Q-Success提供

    Webサーバシェア推移 2019年11月〜2020年11月 資料: Q-Success

LiteSpeedやNginxはマルチコア/メニーコアに対応している点で拡張性が高いと評価されている。加えて、LiteSpeedはApacheの設定ファイルと互換性があり、Apacheよりもマルチコア/メニーコアの性能を引き出し、高負荷アクセスを処理できるとされている。したがって、LiteSpeedはApacheなどの負荷の高いWebサーバからのリプレースや新規のサーバとしての採用が進んでいるものと見られる。

LiteSpeedがシェアを伸ばしている理由について、より適切な表現に改めました。ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに関係各位には深くお詫び申し上げます。