西日本旅客鉄道(JR西日本)は8月20日、交通機関やホテル、地域の観光素材などを、スマートフォンを使ってシームレスに検索・予約・利用できる観光型MaaS(Mobility as a Service)「setowa」について、昨年度の実証実験を踏まえ、機能の拡充や操作性を改善した新たなサービスを開始すると発表した。

  • 「setowa」の予約機能

    「setowa」の予約機能

新しい「setowa」は、旅の予約やチケットの利用をスマートフォンによりキャッシュレス、チケットレスで行うことができるサービス。

目的地までの経路検索結果から、鉄道やタクシー、レンタカー、レンタサイクル、カーシェア、シェアサイクルの各社予約サイトまたはアプリと連携し、スマートフォンで予約・決済ができるほか、経路検索結果から旅のスケジュールも作成できる。

また、旅先のJR、バス、船舶、ロープウェイなど指定の交通機関の乗り放題と観光施設の入館券をセットにした「setowa 周遊パス」や、地元おすすめの観光・体験スポット等が利用できる「setowa チケット」を多数設定し、キャッシュレスでチケットを購入可能。「setowa チケット」のうち、「setowa グルメクーポン」では安心して利用できるグルメスポットを紹介し、地元の食事を楽しめるという。

さらに、せとうちエリアの話題のスポットや定番スポットや旅の計画に便利なモデルコースも多数紹介するほか、知りたいスポットの地図表示やナビゲーション、天気予報も提供するという。

  • 地図・ナビゲーション機能、天気予報

    地図・ナビゲーション機能、天気予報

利用はスマートフォン用アプリのほかに、Webサイトでも利用可能できる。詳細は「setowa」で検索すること。サービス開始は9月28日(予定)。

対象エリアは広島県全域、岡山県(倉敷市・岡山市等)、山口県(岩国市等)および愛媛県(松山市・今治市)を中心とするせとうちエリア。