コンカーは8月18日、インフォマートとともに、Concur Invoiceを活用した群馬県前橋市における実証実験を開始すると発表した。昨今、公立学校における教員の長時間労働が大きな社会問題となっており、学習指導や授業以外での生徒指導、学校運営、渉外対応など多岐にわたる業務の中で事務仕事などの間接業務の業務負荷が大きいのが現状であり、今後の働き方改革実現の必要性があるという。

今回の実証実験は、群馬県前橋市における公立小中学校を対象にコンカーの請求書管理クラウド「Concur Invoice」と、インフォマートのクラウド請求書サービス「BtoBプラットフォーム 請求書」を試験的に導入し、業務プロセスの効率化とデジタル化の有効性を検証する。

実験により、従来は紙で行っていた請求書処理プロセスをデジタル化し、間接業務の負荷削減を進め、教員の働き方改革の実現を図る。今後、市内の公立学校を統括する教育部局のデジタル化に着手し、将来的には前橋市市役所全体でのデジタル化を目指す。