ヴイエムウェアは7月27日、ソフトウェアベースのロードバランサー「NSX Advanced Load Balancer」の最新版を発表した。同製品の提供は、同社のの2021年度第2四半期(2020年5月2日~7月31日)中に開始予定。
「NSX Advanced Load Balancer」は買収したAvi Networksの製品で、オンプレミスのデータセンターおよびマルチクラウドクラウドにわたり、、L4-L7レイヤの負荷分散に加えて、Web Application Firewall(WAF)、リアルタイムのアプリケーション分析といった機能を提供する。
「NSX Advanced Load Balancer」の特徴は、コントロールプレーンとデータプレーンが分離されている点。これにより、柔軟なトラフィック制御を実現している。
コントロールプレーンを介して、Microsoft Azure、Amazon Web Service(AWS) 、Google Cloud Platform(GCP) 、OpenStackなどのクラウドプラットフォーム、SDNコントローラ、VMware vCenterやKubernetesなどの管理ソフトウェアと連携している。
最新版では、ロードバランシングのアップデートを簡素化するため、クラウドスケールのネットワーク機能が強化され、Google Cloud Platformと統合が強化されている。
また、マルチクラスタ、マルチサイト環境におけるコンテナのデプロイメントに最適化された、Kubernetes Ingressサービスのアーキテクチャが追加されている。