Q-Successから2020年7月のWebサーバのシェアが発表された。2020年7月はApacheがシェアを減らし、Nginx、Cloudflare Server、Microsoft-IIS、LiteSpeed、Google Serversがシェアを増やした。特にCloudflare Serverのシェア増加幅が大きい。それ以外のWebサーバのシェアは増加しているものの、その変化は僅かなものにとどまっている。

この1年間の変動を見ると、ApacheとMicrosoft-IISがシェアを減らし、それに替わるようにNginx系とLiteSpeedといった新しいWebサーバがシェアを増やす傾向が出ている。インターネットはホスト名ベースで縮小を続けていることから、新しいWebサーバが増加しているというよりも、これまで運用されてきたWebサーバが順次NginxやLiteSpeedといったモダンなWebサーバへ切り替わっていっていると考えられる。

  • 2020年7月Webサーバシェア/円グラフ

    2020年7月Webサーバシェア/円グラフ

  • 2020年7月Webサーバシェア/棒グラフ

    2020年7月Webサーバシェア/棒グラフ

  • Webサーバシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

    Webサーバシェア推移グラフ - 資料: Q-Success

順位 Webサーバ 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 Apache 37.2% 38.0%
2 Nginx 32.4% 32.2%
3 Cloudflare Server 15.0% 14.6%
4 Microsoft-IIS 7.9% 7.7%
5 LiteSpeed 6.8% 6.7%
6 Google Servers 1.2% 1.1%
7 Node.js 0.9% 0.8%
8 Tengine 0.2% 0.2%
9 Tomcat 0.2% 0.2%
10 Apache Traffic Server 0.1% 0.1%
11 Cowboy 0.1% 0.1%
12 IdeaWebServer 0.1% 0.1%
13 Kestrel 0.1% 0.1%

Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。