古河電気工業(古河電工)とゼンリンデータコムは6月25日、ドライブレコーダーの映像と独自の人工知能(AI)技術を使用して、道路標識・照明・カーブミラーなどの小規模道路附属物の位置や属性情報を検出し、定期点検の記録様式である点検表を自動作成するサービスである「みちてんスナップ」を提供開始した。

  • サービスの概要

新サービスにより、従来は人海戦術で対応していた道路附属物の点検・維持管理を、時間や人手をかけず低コストで簡便に行うことを可能にしたという。

同サービスでは、市販のドライブレコーダーを取り付けた車両で点検対象道路を走行する。

走行動画データを「AIによる道路附属物画像認識技術」により解析し、国土交通省の点検要領に基づいた道路附属物の点検表を作成する。

点検表にはゼンリンの詳細な地図データを利用し、道路附属物の正確な位置を把握することで、より効率的な作業が可能になるとのこと。

今後も両社は、自治体が直面しているインフラ設備のメンテナンスにおける課題の解決と安全・安心に生活できるまちづくりに貢献するサービスを提供していくとしている。