United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は6月18日(米国時間)、「Cisco Releases Multiple Security Updates |CISA」において、複数のシスコシステムズ製品に複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、遠隔から攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。

US-CERTが情報を公開した直後に別のセキュリティアドバイザリも公開されており、注意が必要。US-CERTが前回にシスコ製品の脆弱性を指摘したタイミングから考えると、本稿執筆時点では次のセキュリティアドバイザリを確認する必要があると見られる。

セキュリティアドバイザリ一覧は次のページから確認できる。以前のセキュリティアドバイザリのチェックが抜けていることも考えられることから、過去にさかのぼって該当するプロダクトを使用していないかも確認することが望まれる。

  • Security Advisories

    Security Advisories

脆弱性のいくつかは深刻度が緊急(Critical)に分類されており注意が必要。Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーおよび管理者に対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。

最近、シスコからは頻繁にさまざまなプロダクトに関するセキュリティアドバイザリが発行されている。セキュリティアップデートを適用したばかりだとしても、新たな脆弱性が発見されることもあり、情報が公開される度にチェックして対処することが望まれる。