NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とPwCコンサルティングは、NTT Comが推進する、製造業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、“新しいモノ&サービスづくり”への貢献をめざす「Smart Factory」において、デジタル設計データを活用して製造業の設計・調達関連業務の効率化を実現するデジタルマッチングプラットフォーム(設計/調達DX)(以下 本サービス)の商用化をめざし、7月より共同で実証実験を開始すると発表した。

本サービスでは、「設計から調達に係る業務効率を向上」と、「さまざまな企業がつながる場を提供し、受発注の関係性を最適にデザイン」の2つの目的を実現する機能を開発し、顧客の要望にあわせたカスタマイズにも対応する。

メーカー側(発注側)機能としては、設計担当者向け機能と調達担当者向け機能があり、設計担当者向け機能では、部品発注に必要な仕様・補足情報をクラウド上で一元的に管理する機能や、類似部品解析AIを活用し過去の設計データを類似部品ごとにカテゴライズし、設計データのカタログを自動生成する機能を提供。

  • デジタルマッチングプラットフォーム(設計/調達DX)

調達担当者向け機能では、発注予定の同一部品、もしくは類似の部品を3D図面データからAI形状クラスタリング技術を活用して判断する機能を提供する。これにより、同一部品、もしくは類似の部品を発注する際の効率性を向上できるとしている。

サプライヤー側(受注側)機能では、部品加工業者向け機能を提供。この機能では類似部品解析AIを活用し、見積依頼を受けた部品の3D設計データをもとに、過去の見積対応や受注した類似の部品を検索する機能を提供する。

  • 4月22日のNTT Comの事業戦略説明会で 庄司社長が示した製造業における調達業務で業界横断型のデジタルマッチングプラットフォーム