Fossbytesは11月26日(米国時間)、「The Smallest Windows 10 Update Has More Problems Than You Could Handle」において、2019年11月に提供が開始されたWindows 10フィーチャーアップデート(Windows 10 version 1909, 2019H2)に関する問題が続々と報告され始めていると伝えた。
Microsoftは今回のフィーチャーアップデートに、事前のアップデートで対象機能を導入しておき、フィーチャーアップデート自身のサイズは極小にするという取り組みを行っていた。ただし、この取り組みは、アップデートによる問題を減らすという点ではあまり役立っていない可能性が指摘されている。
記事では、2019年11月のフィーチャーアップデートを適用したことで報告されるようになった問題として以下を列挙している。
- Realtek Bluetoothドライバと互換性に関して問題があり、該当するドライバを使用しているユーザーに対してフィーチャーアップデートの提供を保留している(Realtek Bluetoothドライバを最新版へアップデートすることで問題を回避することが可能)
- AvastおよびAVGのアンチウイルスソフトウェアに関して互換性の問題があり、フィーチャーアップデートが適用できないことが報告されている(AvastおよびAVGのソフトウェアを最新版に更新することで問題を回避することが可能)
- 特定のQualcomm Wi-Fiドライバと互換性に関して問題があり、該当するドライバを使用しているユーザーは2019年11月のフィーチャーアップデートを適用した後にWi-Fi接続ができなくなる可能性がある(ドライバを最新版へアップデートすることが推奨されている)
- 2019年11月のフィーチャーアップデート適用後にエクスプローラーがフリーズする問題が報告されている
Microsoftは2019年11月のフィーチャーアップデートで採用した事前ダウンロード方式のアップデート方法を試験的な取り組みと発表しており、今後のフィーチャーアップデートで同様の方法が採用されるかは不透明な状況にある。