Amazon Web Servicesは10月8日(米国時間)、「EC2 High Memory Update – New 18 TB and 24 TB Instances|AWS News Blog」において、Amazon EC2に18TiBおよび24TiBサイズのメモリを追加したと発表した。この大容量メモリは第2世代Intel Xeon Scalable (Cascade Lake)プロセッサ2.7GHzで構成された8ソケットインスタンスで利用でき、発表時点では米国東部リージョン(バージニア北部)で利用可能とされている。

昨年公開された6TiB、9TiB、12TiBも含めた大規模メモリシステムにおいて利用可能なインスタンス名とスペックは次のとおり。

インスタンス メモリ 仮想CPU
u-6tb1.metal 6 TiB 448
u-9tb1.metal 9 TiB 448
u-12tb1.metal 12 TiB 448
u-18tb1.metal 18 TiB 448
u-24tb1.metal 24 TiB 448
インスタンス 専用のEBS帯域幅 ネットワーク帯域幅 SAPワークロード認定
u-6tb1.metal 14 Gbps 25 Gbps OLAP、OLTP
u-9tb1.metal 14 Gbps 25 Gbps OLAP、OLTP
u-12tb1.metal 14 Gbps 25 Gbps OLAP、OLTP
u-18tb1.metal 28 Gbps 100 Gbps OLAP、OLTP
u-24tb1.metal 28 Gbps 100 Gbps OLTP

既存の6TiB、9TiB、12TiBのベアメタルインスタンスと同様に、18TiBおよび24TiBのインスタンスも3年間予約の専用ホスト形式で利用することが可能。ただし、既存のメモリサイズのインスタンスをより新しいインスタンスにアップグレードするパスが用意されている。また、新しく追加された18TiBおよび24TiBのインスタンスは順次、他のリージョンにおいても提供が開始される。

  • 資料: Amazon Web Services提供

    資料: Amazon Web Services

  • 資料: Amazon Web Services提供

    資料: Amazon Web Services

公式ブログには、新たにローンチしたインスタンスで実行したスクリーンショットが掲載されている。lscpuやfree、topなどのコマンドの実行結果が掲載されており、メモリサイズが18TiBになっていることを確認できる。