VMwareは9月16日(米国時間)、「VMware Fusion 11.5 Available Now! - VMware Fusion Blog - VMware Blogs」において、VMwre Fusionの最新版となる「VMware Fusion 11.5」の公開を伝えた。VMware FusionはmacOSで動作する仮想化アプリケーション。最新のWindows、macOS、Linux、*BSDなどをゲストオペレーティングシステムとしてサポートしている。
VMware Fusion 11.5の最大の特徴は次期macOSとなる「macOS Catalina」の機能に対応している点、そのほか、ユーザーからのニーズが高い機能も取り込まれている。VMware Fusion 11.5の主な特徴は次のとおり。
macOSでダークモードが有効になっている場合、ダークモードに対応したカラーテーマで表示されるように変更。また、ゲストで動作しているWindowsまたはmacOSに対してもダークモードを同期可能。ゲストとのダークモード同期に関しては設定ダイアログの「詳細」から機能を有効にできる
macOS CatalinaにはSidecarというiPadを外部ディスプレイとして利用するための機能が導入される。VMware Fusion 11.5はこの機能をサポートしており、iPadにおいてゲストOSを実行することが可能
ゲストにおけるジャンボフレームに対応。MTUを72から9194まで任意のサイズに設定可能。大きなサイズのMTUを必要とするネットワーク機能が利用できるようになるほか、パフォーマンス上の利点が得られる
VMware Fusion 11のユーザーは無料でアップグレードが可能。VMware Fusion 10およびVMware Fusion 8.5のユーザーは割引アップグレードの対象となっている。VMware Fusionは長く存在しているアプリケーションの1つで根強い人気がある。