デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は9月19日、同社のソリューションである「DialogOne」を機能拡張し、LINE公式アカウントへの友だち追加の流入経路計測機能を提供開始した。

新機能により、企業はDialogOneの管理画面から容易にユーザーの流入経路を把握できるため、友だち追加時の経路別にメッセージ配信を行えると共に、どの経路から友だち追加したユーザーの購入率が高いのかなどの効果検証が可能になるという。

  • 新機能利用による配信イメージ

DialogOneは、LINEやFacebook Messengerを利用し、企業が保有する顧客情報とLINEなどのユーザーのアカウント情報などを掛け合わせ、各ユーザーに最適化したメッセージを配信可能というソリューション。

LINE公式アカウントは、企業や店舗などがLINEアプリ上に独自の公式アカウントを開設できるサービスで、多くの企業がLINE公式アカウントを開設しユーザーとのコミュニケーションに活用している。

しかし、LINE公式アカウントのみの利用では、企業は友だち追加したユーザーがどの経路で流入してきたかを把握できなかったという。

そのため、例えば、店舗での告知から友だち追加をしたのか、企業のWebサイトからなのか、広告などの外部施策からなのかの判別が難しく、友だち追加時の経路を把握したい場合は、追加費用をかけてLINE上でのアンケートやLINE Beaconを利用した来店計測など、別の施策を行う必要があったとしている。

新機能である流入計測機能を使用すると、どのタッチポイントからの友だち追加なのか、流入経路を管理画面から容易に把握可能になるという。

店舗ごとにQRコード(計測用URL)を振り分けることで個別の店舗名まで特定できるため、ECストアを含む店舗別にメッセージやクーポンを出し分けることもでき、企業はより効果的にユーザーとのエンゲージメントを高められるという。

また、複数のキャンペーンを実施する企業は、どの流入経路で友だち追加したユーザーの購入率が高かったのかといった検証もできることから、LINE上で効率的にPDCAを回すことが可能になるとしている。

なお、同機能はDialogOneの基本機能としての提供となり、同ソリューションの月額費用のみで利用可能。