九州工業大学とTableau Japanは8月26日、九州工業大学情報工学部(福岡県飯塚市)の新入生500人にデータ分析ソフトウェア「Tableau Software」を9月から順次提供を開始し、データサイエンス教育で協力すると発表した。また、同大が今年4月に新設した大学院のデータサイエンスコースでもTableauを採用する予定で、大学院生の教育や研究に使用する。

九州工業大学には国立大学で唯一の情報工学部があり、情報社会の未来をリードする世界基準のIT人材の育成に注力してり、授業にデータ分析を取り入れることでアクションに結びつくインサイトを得られるため、学生は卒業後も仕事に役立てることができ、即戦力に結びつく能力を身につけることができるという。

同大では、Tableauのアカデミックプログラムを活用して学生と教師向けにTableauのライセンスを提供する。同プログラムは、次世代のデータ人材を支援するためにライセンスを無料で提供する取り組みとなり、2011年以降、世界中で70万人以上の学生と教師が授業でTableauを使用している。Tableauではライセンスを提供するだけでなく、オンライン学習やコンテストの実施などにより、学習をサポートする取り組みも行っていく。

今後、Tableauは九州工業大学向けにトレーニングやワークショップを提供し、学生がデータ分析に関する知識を深め、能力向上することをサポートすることに加え、このような取り組みを他大学にも広げ、データサイエンティストの育成を支援することで、日本の競争力強化に寄与していくという。