Fossbytesは7月31日(米国時間)、「Proud Kids Reveal How They 'Fooled' Parental Controls Like A Boss」において、最近の子供たちがどうやってスマートフォンやパソコンに設定されたペアレンタルコントロールを回避しているかについて伝えた。

多くの子供たちは両親が考えているよりもはるかに賢くて知識が豊富で、自分の得意とするフィールドでペアレンタルコントロールを簡単に回避していると指摘している。

記事ではさまざまな方法を紹介している。デジタルアシスタントを利用する方法、MACアドレスのなりすましを利用する方法、ロック解除技術の利用、BIOSパスワードのリセット、キーロガーの活用、システム時間を変更することによる時間制限の回避など、子供たちはさまざまな方法を使ってペアレンタルコントロールを回避しているという。

  • iOSのペアレンタルコントロール機能

    iOSのペアレンタルコントロール機能

また、そもそもこうしたペアレンタルコントロールを良しとしない意見があること、何かあれば話し合いをすべきであって技術で制限をかけるべきではないこと、良し悪しの知識なく経験して学ぶことが若い時期には必要でありペアレンタルコントロールはそれを阻害すること、といった意見も取り上げられている。

ペアレンタルコントロールの良い面と悪い面に関しては議論が繰り広げられている一方、研究も進められているが、まだ歴史が浅い。多くの場合、ペアレンタルコントロールをただ有効にするのではなく、子供とその件についてちゃんと話し合うことが大切だと指摘されることが多い。