博報堂DYメディアパートナーズと東京理科大学 理工学部 大和田研究室はAIを活用したドラマダイジェスト動画を自動生成するシステムのβ版を開発、7月9日夜10時より放送されるTBS系火曜ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」で試験運用を開始する。

今回、開発したダイジェスト動画自動生成システムは、テレビドラマ内の情報をエム・データ社がメタデータ化。データに自然言語処理を行い、ドラマをシーンごとに分割し重要度を判定後、利用シーンを決定して3分から5分のダイジェスト動画の書き出しを自動で行う。

ドラマ全体を対象にしたダイジェスト動画だけでなく、出演者などを対象にしたダイジェスト動画の作成も可能になる。同社では、制作関係者の負担軽減と業務効率化、必要とされる状況に合わせたプロモーション動画作成などへの活用を見込んでいる。

  • AIを活用したダイジェスト動画自動生成システムの概要<a href="https://www.hakuhodody-media.co.jp/newsrelease/service/20190708_26127.html" target="_blank">Webサイトより</a>

    AIを活用したダイジェスト動画自動生成システムの概要Webサイトより

なお、TBSテレビの協力で7月9日より放送がスタートする火曜ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」でシステムの試験運用を開始する。作成されたダイジェスト動画は、主要キャストを対象としたもので「AIドラマダイジェスト"ドラジェ"」として、番組公式サイトならびにSNS等の番組公式アカウントで配信される予定だ。