博報堂DYメディアパートナーズは6月4日、博報堂DYアウトドアとクラフター、ヒトクセと共同で、生活者を取り巻くアンビエント(環境)データを取り入れ、生活者の気持ちにフィットしたデジタル広告を自動で出し分けるソリューション「FIT AD」に、デジタルアウトドア広告への配信機能を加えた「FIT AD+(プラス)」を開発し、提供を開始した。

「FIT AD」とは、天候やニュースキーワード、検索トレンド、テレビ番組情報など、生活者を取り巻くあらゆるアンビエント(環境)データを広告の配信条件に設定できるデジタル広告配信ソリューション。生活者のあらゆる場面に最適な広告を配信することが可能だ。

配信先にデジタルアウトドア広告を加えることで、同様の配信条件でデジタル広告とデジタルアウトドア広告のクロススクリーン配信を実現した。

配信連携先の第一弾は、「FIT AD+」の広告配信実験を西武鉄道の電車内ビジョン「Smile ビジョン」で、5月に実施したという。

  • 「FIT AD+(プラス)」イメージ

同ソリューションは、クラフターとヒトクセの2社が共同で拡張機能の開発と運用を行い、博報堂DYメディアパートナーズと博報堂DYアウトドアが、パス・コミュニケーションズおよびニッポンダイナミックシステムズと共同して、「FIT AD」とデジタルアウトドア広告間を接続するシステムの開発および運用を担当した。

なお、同ソリューションは、博報堂DYメディアパートナーズグループが独占して販売する予定だ。