トヨタ自動車とSUBARUは6月6日、中・大型乗用車向けのEV専用プラットフォーム、およびCセグメントクラスのSUVモデルのEVを共同で開発することに合意したことを発表した。
両社は、今回の合意について、CASE(コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化)の中のE(電動化)への対応を強化するものと説明しており、今回の協業が電気自動車(EV)の普及に必要なコスト、供給方法、販売方法などさまざまな角度の課題にスピード感を持って対応するために、これまでの発想にとらわれない新しいビジネスモデル、業界の垣根を超えてさまざまな仲間とともに取り組む第一歩になるとしている。
具体的には、両社が互いの得意とする技術を持ち寄り、可能な部分は協調することで、製品化を加速させながら、EV専用プラットフォームを共同開発していくとしており、開発された同プラットフォームは、CセグメントからDセグメントクラスのセダン、SUVなどの複数車種への幅広い応用や、効率的な派生車開発にも対応できるよう開発していく予定としている。
なお、SUBARUでは、従来独自開発を中心に進めてきたEV開発を、今回の共同開発体制にシフトさせていくことで、技術・開発・調達などの面でさらなる効率化を図るとともに、顧客により魅力のあるEVの実現を目指したいとしている。