JTBとABC Cooking Studio(以下、ABC)、NTTドコモ(以下、NTT)は5月16日、特産品のリサーチから開発、プロモーション、販路拡大を一気通貫で支援し、地域の6次産業化の促進と観光事業活性化を目指す「地域ブランド化サービス」を、地方自治体向けに提供開始すると発表した。

具体的には、地方自治体がもつ特産品の中から、国内・海外のマーケットニーズに合う特産品を選定。ABCがその特産品を使ったオリジナルレシピを開発し、料理教室プログラムを提供する。

さらに、同プログラムを組み込んだインバウンド向け体験型コンテンツをJTBが企画・販売。ドコモは、ICTを活用したデジタルプロモーションにより、特産品や体験型コンテンツの魅力などを国内外へ広く発信していく。

加えて、特産品を海外でも楽しめるよう、JTBが提供する日本産農産物の越境ECサイト「J’s Agri(ジェイズアグリ)」を通じて、特産品の海外販売もサポートする。

なお、同取り組みの第1弾として、同サービスを奈良県三郷町に提供する。三郷町では、「三郷町まちづ くり総合戦略 」において、地域特性や地域資源を最大限に活用し、三郷町への新しい人の流れをつくることを基本目標の1つに掲げている。

同サービスの導入を機に、地域資源である「黒豆」や「温泉イチゴ」や「メロン」を用いて、地域の魅力を体験する機会を創出することで、観光を入口とする地域活性化を目指す考えだ。