コクヨは5月10日、企業間取引支援クラウドサービス「@Tovas(アットトバス)」から、宛先情報管理機能を強化できる「@Tovas Master +」の提供を開始すると発表した。価格(各プランに追加で配信通数による従量課金が別途が発生)は、いずれも税別でエントリープランが初期費用6万円、月額費用が3000円、スタンダードプランは初期費用12万円、月額費用が1万円、アドバンスプランは初期費用25万円、月額費用3万円となり、今後1年間で100社への販売を計画している。

@Tovasは、帳票データ(注文書・請求書・支払通知書などのデータ)を配信するクラウドサービス。機器類の購入、専用回線の契約が不要なため、低コスト・短納期での構築が可能で利用中のシステムと連携し、経理や購買部門の帳票関連業務(送付手作業)を配信の面からサポートする業務効率化ソリューションとなっている。

@Tovas Master +では取引先招待機能を用いて、取引先様の宛先情報管理の利便性を図っており、これまで自社の基幹システムを改修して保管する必要があった取引先情報が、クラウド上で管理を可能とし、導入時に発生する手間や費用を削減するとしている。

  • サービスのイメージ

    サービスのイメージ

また、同機能は取引先様側からの情報入力も可能なため、新規宛先情報の取得や更新がスムーズになり、サービス運用時の負担も軽減することができるという。同社では、@Tovas Master +の提供により、@Tovasサービスにおける中小中堅企業の顧客獲得を目指す。