It's F.O.S.S.に2月23日(米国時間)に掲載された記事「Stop Believing Rumors! Ubuntu is NOT Replacing Apt with Snap」が、Ubuntu 19.04からデフォルトのパッケージ管理システムがaptからSnapに変更されるという話はただの噂であり、そうした事実はないと伝えた。

噂の発端はUbuntuのデフォルトのパッケージ管理システムをSnapにしてはどうかということを説明した記事「Replace APT with snap as default package manager : Blueprints : Ubuntu」だという。この記事の受託者(Assignee)に、CanonicalのMark Shuttleworth氏がアサインされていることでこの内容の信憑性が増し、噂として広まったとしている。

  • Replace APT with snap as default package manager : Blueprints : Ubuntu

    Replace APT with snap as default package manager : Blueprints : Ubuntu

It's F.O.S.S.は、Canonicalの従業員に確認を取り、上記のページの内容はコミュニティによって記述されたものであり、Canonicalが正式に取り組んでいるものではないこと、受託者(Assingee)にMark Shuttleworth氏を当てることは誰でも可能であることなどを確認したと説明。そのうえで「噂は事実ではない」と指摘している。

It's F.O.S.S.は当初、これ以上誤解が広まるのを避けるためにこの件について記事にする予定はなかったが、噂が収まる傾向が見られなかったため、適切な情報を伝えるために記事を記述することにしたと説明している。