ウイングアーク1stは2月12日、集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum Ver.5.1」を、3月15日より販売開始することを発表した。価格は、基本となるDr.Sumエンジンが税別345万円(1サーバー、初年度の保守費込)。

  • 集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum Ver.5.1」

    集計・分析プラットフォーム「Dr.Sum Ver.5.1」

Dr.Sumは、さまざまな企業システム内に蓄積されているデータを統合し、高速な集計・レポーティングを実現するBIツール。

このたび発売されるDr.Sum Ver.5.1では、機械や設備からのミリ秒単位のセンサーデータを加工・処理する新機能「Dr.Sum Data Funnel」が、Dr.Sumエンジンに標準搭載された。

このDr.Sum Data Funnelが時刻の正規化や、時間のズレの補正、異常値の除去やデータ欠落の補完を行い、「Dr.Sum」のインメモリエンジンで大量データを蓄積・高速集計することで、ミリ秒単位のデータの可視化が行えるようになる。

また、インメモリエンジンでの集計速度が40%高速化されたほか、インメモリへのダイレクトインポートがサポートされたことで、数十億~数百億件のデータを扱いやすくなっているという。

さらに、1テーブル20億件の上限を撤廃(インメモリテーブルのみ)し、1テーブル50億件、100億件といった大量データの運用が可能となっている。

ほかにも、SQL関数の大幅追加や「Dr.Sum Datalizer for Web」および「Dr.Sum Datalizer for Excel」の機能強化、ウイングアーク製品との連携強化などが図られている。