LINEは2月7日、リサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」の新メニューとして、外食チェーンを対象とした「来店客調査パッケージ」の提供を開始したと発表した。

同サービスは、店内に二次元コードを設置し、コミュニケーションアプリ「LINE」を通じてアンケート調査を行えるというもの。来店したLINEユーザーは、料理をオーダーしたあとの待ち時間に、卓上POPなどに設置された二次元コードからアンケートページにアクセスし回答することが可能だ。

同サービスではLINEを活用することで、新たなアプリのダウンロードや個人情報などの登録を行う必要がなく、一般的なアンケートでの回答を負担に感じる方や、10~20代の若年層からの回答も期待できる。

また、店舗だけでなく、飲食デリバリーサービスにおいても、アンケート用の二次元コードを記載したレシートやチラシなどを起点に、注文をしたユーザーからの回答を集めることが可能となる。

  • アンケート回答イメージ

加えて同サービスでは、アンケート回答ユーザーに対するインセンティブとして、LINEスタンプなどのLINEアプリ内コンテンツの購入や、LINE Payへのチャージ、各種ポイントサービスとの相互交換が可能なLINEポイントを付与することが可能で、回答率の向上が見込める。

さらに、データで回答を収集することができるため、店舗の従業員に負担をかけることなく集計が可能。回答データは、月次などの一定のサイクルで集計した上で納品され、各店舗の評価を把握するだけでなく、店舗で実施したキャンペーンなどの定期的な効果測定にも役立てることができる。

ユーザーがアンケートに回答したあとは、各企業が運営するLINE公式アカウントへの友だち登録も行えるため、LINE公式アカウントを通じたプロモーションや告知を実施することで、来店客との長期的な関係構築を実現できるようになる。